©Luis Castilla/Bienal de Flamenco
20時半マエストランサ劇場。
ミゲル・ポベーダとならび、フラメンコの今を象徴するカンタオール、アルカンヘル。
彼がソリストとして活動しているホセ・アントニオ・ロドリゲスと組んだF2
7月、コルドバのギターフェスティバルで初演した作品だが
劇場で配布されたプログラムにはアルティスタの名前はあっても
曲順とかの説明はない。
シギリージャに始まり、アンコールの「マンハッタン・デ・ラ・フロンテーラ」に至るまで
全体としてホセ・アントニオ・ロドリゲスのリサイタルに
ゲストでアルカンヘルとアントニオ・カナーレスが参加した、
という感じだったのは残念。
F2 というタイトルからして、五分にわたりあい、
お互いの中からふだんはみせないものをひきだしてくれると期待しすぎたせい?
基本的にソリストのホセ・アントニオが伴奏で
おさえた演奏をきかせるかというとそんなことはなく弾きまくり、
アルカンヘルはコーラス隊のようにつかわれている感じ。
さらには音響の問題なのだろうが、
アルカンヘルの叙情的で美しい声はギターの響きにかきけされ
途中で「ギターをおさえて、歌がきこえないじゃない」という
観客の声に拍手がおきる有様。
©Luis Castilla/Bienal de Flamenco
ところどころ、ん?というような、すごさはあるのだけど
やっぱよくわからない組み合わせ。
個人的には、アルカンヘルの歌をもっとききたかったし
ホセ・アントニオのいつもと違う面もみたかったな、という感じでございます。
なお、9月29日はスペイン全国ゼネストでビエナルも公演はありません。
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