2010年9月27日月曜日

エストレージャ・モレンテ

15分以上遅れて開演した「グラナダのエストレージャ・モレンテ」
市民戦争前のビデオが流れ、父エンリケの語りが、
ロルカやファリャが尽力した1922年のカンテホンドのコンクールの世界へと誘う。

©Luis Castilla/Bienal de Flamenco

スクリーンがきえると舞台の上にはグラナダの洞窟フラメンコのアルティスタたち。
グラナダを代表する曲、タンゴを歌い踊る。
マンドリンとリュートのグループの演奏でエストレージャが登場。
アルバム「ムヘーレス」にも収録されているサンブラを歌う。。。
古き良き時代への郷愁


©Luis Castilla/Bienal de Flamenco

フラスキート・ジェルバブエナのファンダンゴ
再びタンゴで全員の総踊りでグラナダご一行の部から
エストレージャのリサイタル・モードとなり
アレグリアス
マラゲーニャ
グラナイーナ
グラナダを歌ったスペイン歌謡風ブレリア
またもやブレリア
そしてソレアはグラナダの踊り手、フアン・アンドレス・マジャを招いて。

踊りとからみつつ歌ったエストレージャは途中で消えて
ハレオ・エストレメーニョに。
フアン・アンドレスのバイレは
叔父マリオ・マジャやアントニオ・カナーレスの影響を感じさせる。

ファリャの「三角帽子」で踊る赤いバタ・デ・コーラのエストレージャ。
そこから全員のブレリアへ。

と書くとあっという間のようだが、2時間超。
初日ミゲル・ポベーダの3時間にはおよばないものの
今年のビエナルは長時間の作品が多いのには閉口。

エストレージャは天性のスター性をそなえ
美貌と美声、才能に恵まれたたぐいまれなアルティスタ。
だが、作品としてはまだまだ整理していく必要があろう。

しかし踊り手でもない彼女がなぜあんなにたくさん踊るのだろう。。。
こないだのギターを弾くファルキートといい
隣の芝生は、か?
ってどちらも真の意味でのアルティスタでフラメンコだから 
何をやっても様になるし、いいんだけどね。


アラメーダ劇場では昨年のラ・ウニオンのコンクールの覇者、
アナ・モラーレスとボルハ・エボラの公演
©Luis Castilla/Bienal de Flamenco

0 件のコメント:

コメントを投稿