2010年10月9日土曜日

ラ・モネータ「バイラール、ビビール。スイテ・フラメンカ・パラ・バイラオラ・イ・コンパニア」

現代音楽をバックに
黒い空間を行ったり来たりする3人の男とモネータ
コンテンポラリー風にフラメンコ風味

意外なオープニングではじまった
ラ・モネータ公演
これまで一人で踊り続けて来た彼女が初めて、3人の男性舞踊手を起用し
舞踊団構成での公演

続くサパテアードは舞台の中央にいるギタリストのまわりを
踊る、これまたコンテンポラリー風味。
ギターと踊りの対話が全く感じられないのが残念。
続く男性陣のマルティネーテも同様。

赤いサテンの夜会服のような衣装でカスタネットをならし
パレハで踊るペテネーラ
男性のリズムでのソロもみるべきところはない。

黒地に白い、細かい水玉の衣装にエプロンという伝統的な衣装で登場したタラント。
これは、と期待したのだが固い。
マヌエラ・カラスコやフアナ・アマジャの影響を感じる

ディエゴ・アマドールのピアノでのティエント
弾き語りのサンブラは男3人をしたがえて彪柄のバタ・デ・コーラに白いマントン

©Luis Castilla/Bienal de Flamenco

ファンダンゴ
そしてソレア
踊りが始まる前にめちゃくちゃゆっくりなカンテがふたつ
待ちくたびれた登場したモネータだったが
これはまる。
集中力で、マヌエラ・カラスコとまではいかないものの、
じっくりとみせてくれる。
テンペラメント!
だがブレリアでは男性陣が加わりそれまでのテンションが変わってしまうのは残念。


いろいろ考えて、しっかり練習してつくっているのはわかるが
だからいいとは限らない。
無理にカンパニーにするよりも舞踊のリサイタル、
というかたちで見せる方がいいこともある。

カンタオールたち、ガジとミゲル・ラビ、ギターのイグレシアス兄弟も好演

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